実証実験とトライアルの違いとは? 〜AiBouのトライアル受付中〜

はじめに
新しいサービスを導入する際、「実証実験」や「トライアル」という言葉を耳にすることが多くなってきました。どちらも似たような意味に感じられますが、目的や進め方には違いがあります。本コラムではその違いをわかりやすく解説し、現在受付中のトライアルについてもご案内します。
実証実験とは?
実証実験は、サービスの有効性や技術的な成立性を検証するための取り組みです。主に以下のような特徴があります。

実証実験は、まだサービスとして確立されていない段階で行われる場合と、既に存在するサービスが導入予定業務に適合可否を実業務で検証する場合があり、より具体的に検証対象のシステムを業務適応してみた場合の効果検証を行うため、関係者との密な連携が求められます。
トライアルとは?
一方、トライアルはすでに開発されたサービスを、実際の業務で試していただくための期間限定利用です。

トライアルは、サービスの導入を検討している自治体にとって、実際の操作感や業務への適合性を確認する絶好の機会です。
何が違うの?
実証実験とトライアルで大きく異なるのは「目的」と「成果物」です。
まず、目的についてです。実証実験の場合は、自治体によって十人十色の目的がありますが、トラアイルは基本的に共通して「お試し利用」が目的となります。抱える課題や業務フローの改善ポイント、推進している取組など、自治体ごとに状況が異なるため、「どんな課題を解決したいのか」「業務のどの部分を改善したいのか」「どんな全体像を実現したいのか」など、千差万別の目的に対して、新たな技術の実現性や、既存の技術/製品を駆使し、使う場面や、活用する機能を最適化していくのが実証実験です。トライアルの場合は、どんなシステムなのか実際に触ってみたい、操作性を確かめたいと言った、「お試し利用」が目的であることが一般的です。検討しているシステムを導入することによって、効果がありそうか、ちゃんと使いこなすことができそうかを見定める、大切なステップになります。
次に成果物についてです。実証実験では、得られた効果や課題をまとめた報告書を作ることが多く、結果をもとに新しい製品が生まれることもあります。また、報告書だけではなく、目的に対して成果を測定するための基準も策定し、定量/定性的に効果を測定することを目的に計画書も作成されることが多いです。一方トライアルの場合は、短期間で手軽に試すと言う意味合いからも、利用者からアンケートを取得するなど感覚を主体とした効果測定を行いますが、報告書作成までは実施しません。
実証実験とトライアルどちらのほうが、自身の担当の目的にあっているのかわからなければ是非ご相談ください。
じちえるの取組
じちえるでは、お客様からの問い合わせをきっかけに新しいサービスを共創するためのサイクルを確立しています。
実証実験で効果を検証し、サービス開始後はトライアルにて多くの自治体様にサービスを知ってもらう活動を実施しています。
じちえるでは、活動開始から執筆現在(2025年10月31日)までで、約11種類の新しいサービスに関する実証実験を行い、4つのサービスを提供してきました。是非、現場のお困りごとがあればお気軽にご相談ください!
スマート面談AIナビ AiBou、トライアル受付中です!
当社では、スマート面談AIナビ AiBouの製品リリースに伴い、期間限定のトライアル利用を受け付けています。
実際の業務でご利用いただきながら、操作性や機能をご確認いただけます。
■トライアル受付方法
以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください。
▶︎ https://www.nttdata-kansai.co.jp/form/jichiel/
担当者より、トライアル内容・期間・利用方法をご案内します。
ご希望に応じて、オンライン説明会や操作マニュアルもご提供いたします。
おわりに
実証実験とトライアルは、どちらも新しいサービスの価値を見極める重要なステップです。特にトライアルは、導入前に「実際に使ってみる」ことができる貴重な機会です。ぜひこの機会にご参加いただき、現場の声をお聞かせください。


